2019年1月2日水曜日

1223 M&Oplaysプロデュース「ロミオとジュリエット」

宮藤官九郎演出は古典の脚本で出来るだけふざけてみましたといった感じ。まんまやる、という割には、クドカンテイストが散りばめられていたような。どうも、学生の悪ノリのように見えて、面白がるより白けてしまった。金髪のマッシュルームヘアのロミオ(三宅弘城)は何故か短パンの子供のような出で立ち。マキューシオ(勝地涼)のクネクネダンスや、ティボルト(皆川猿時)のおふざけ、客席には受けていたけど、私には面白くなかった。ジュリエット(森川葵)は可愛い女優なのだが、セリフ回しが一本調子。演出かもしれないが。最後の場面、パリス伯がキャピュレットの墓へ来て、ロミオに殺されるというのは創作かと思ったら、原作がそうらしい。ジュリエットを助けるために現れた神父が、ロミオとパリスの死を知って、ジュリエットを置いてどこかへ行ってしまう。これも原作まんまらしいが、そんなことしたら、ジュリエットが後追い自殺するの当たり前じゃんとモヤモヤした。

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