2019年1月26日土曜日

0124 音楽劇「マニアック」

くだらなさに徹した、バカ騒ぎの舞台。いや、批判でなくて、これを狙っているのだろうし。ミュージカルでなく音楽劇というのは、こういうことかと。登場人物の心情を歌ったり、踊ったりするのだけれど、音楽が歌謡曲っぽいせいかミュージカルとはちょっと違う。タブーに挑戦というよりは、小学生の悪ふざけの延長というか・成海璃子に卑猥なセリフを言わせたり、ラストは金色の巨大な男根に跨らせて祭りのようにはやし立てたりとか、しょうもない。成海がピンクのフリフリの衣装で、スクールメイツのようなダンサーを従えてアイドル歌手のように歌ったり、シンナーを吸う不良が出てきたりと、昭和感がただよう。今の若い子ってこういうのどうなのだろう。関ジャニの安田章大は意外と小柄で、ヒールを履いていたとはいえ成海より10センチ近く小さかった。看護師長役の堀内敬子がミュージカル女優らしい正統派の歌と踊り。いろんなジャンルの人がそのまま存在することで面白がらせる。古田新太はこういうのがやりたいのだろうな。院長に操られる元ヤンの精神病院患者が「まんぷく」の赤津だった。

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