2019年1月6日日曜日
0104 大槻能楽堂自主公演能 新春能
「翁」
大槻文蔵の翁に裕一の千歳、野村裕基の三番叟。威厳のある翁。三番叟は若々しい。
「隠狸」
和泉流のみに伝わる曲だそう。野村万作の太郎冠者に萬斎の主人。太郎冠者が主人に隠れて狩った狸の作り物が、大さっぱな感じでかわいらしく、笑いを誘う。隠した狸をめぐって、主人と太郎冠者が酒を酌み交わしながら小舞を舞う。大らかで楽しい演目。
「国栖」
「天地の声」の小書き付き。観世銕之丞が漁翁と蔵王権現。後シテが笛の音とともに走り出る演出が鮮やか。
後ツレの天女を観世淳夫。天女の舞が優美。
追手の兵の合狂(野村萬斎、深田博治)が翁に言いくるめられて引き下がるのが簡単すぎる気もするが。
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