2019年1月13日日曜日

0111 笠井叡 迷宮ダンス公演「高丘親王航海記」

壮大な冒険物語をダンスでどう表現するのか、興味があったのだが。私の趣味には合わなかったというべきか。
笠井の舞台は初めてだが、感覚が古く感じた。舞台監督のような男が出てきてダンサーを呼び、照明にキュー出しする冒頭から、モーツァルトの交響曲やオペラの選曲、巨大な男根をぶら下げて踊るダンサー、急にテクノ調の曲に変わり、高丘親王役の笠井がサングラスにパイプを加えて出てくるところ、最後に出てきた女性ダンサーの胸が露わに透けた衣装――など、鼻白むような演出が多かった。
講談師?によるナレーションが入るものの、説明不足で、誰が誰だか分かりづらく、話の断片をぶつ切りにして繋いだような展開も、観客が置いてけぼりな感じがした。

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