2026年2月15日日曜日
2月15日 上村吉太朗 素踊りの會
「越後獅子」
きっぱりした動きが清々しい。
通常より長い晒を使っているそうで、何度か晒が絡まりそうになるところもあったが、うまくリカバーしていた。
「鷺娘」
素踊りで拵えがない分、恋の苦しみを眼差しで語る感じ。藤間勘十郎振付らしい振付、ポーズがところどころに見られ、宗家の影を感じる踊りだった。
杉江能楽堂というミニマルな空間で、間近にいい踊りを観られて満足度高し。
踊りの前のトークで、昨年の印象深い役として「車引」の桜丸を、江戸、上方の両方演じられたことと言っていた。いつか通しで勤めたいと。
曽根崎のお初はやってみたい役と。(3月に右近がダブルキャストで演じ、成駒家だけのものでなくなったので)
立女方を目指しているというのは意外だった。立役もしっかりできているので。壱太郎の次の、上方の女方を目指すそうだが、相手役はどうするの?
2026年2月14日土曜日
2月14日 blank First Collection
「Classic in b」
白やゴールドのクラシックチュチュにビジューのついた衣装というバレエの王道のような出立ちで、動きもクラシックなのだが、テンポがやたら速いのはちょっと違和感。王子や姫はゆったり動かないと、優雅さがなくなってしまう。これで衣装がミリオンのようなシンプルなものだったらしっくりくるのかも。
「Scribble」
おもちゃのようなコミカルな動きが楽しい。曲は何かのピアノソナタ(タイトルが出てこない…)
男性3人に女性1人、長袖の白シャツに黒い細身のパンツというシンプルな衣装。長椅子を使った動きも面白い。
「ダイイングスワン」
単調な音楽、リズムは原始の表現か。類人猿のように背中を丸めて行き来する男女が次第に惹かれあうようになって、なぜかフニクリフニクラで最高潮?に。最後は「瀕死の白鳥」の音楽で、首飾りや腕輪を贈られた女性ダンサーが得意げに踊るも、周りは離れていって最後は1人取り残される。ダンスの誕生から発展、退化していくという物語を込めたそうだが、うーん…。
「frustration」 男性5人の踊り。センターの八幡顕光のみ上半身裸で肌色のパンツ、後の4人は体操選手のような衣装で赤、黄(橙?)、青、紫の4色。
「Pas de deux in b」 秋山瑛と奥村康祐のグランパドドゥはこの日一番の眼目。2人のシルエットが浮かび上がる幕開きからうっとりする美しさ。ブルーの衣装が清廉な感じで、可憐な秋山とノーブルな奥村のコンビは難しい技もさらりとこなす。アイコンタクトもしっかりしてて、醸し出す幸せ感が素晴らしい。距離感が測りきれなかったのか、ジャンプしてリフトする時にぶつかったような音がしたり、手を取る時に近すぎてあれ?という顔をしたらもあったが。奥村は男性バリエーションの最後、下手にはける直前で滑ったようでぐらりとしたが、踏みとどまった。 「Pas de deux in b」 秋山瑛と奥村康祐のグランパドドゥはこの日一番の眼目。2人のシルエットが浮かび上がる幕開きからうっとりする美しさ。ブルーの衣装が清廉な感じで、可憐な秋山とノーブルな奥村のコンビは難しい技もさらりとこなす。アイコンタクトもしっかりしてて、醸し出す幸せ感が素晴らしい。距離感が測りきれなかったのか、ジャンプしてリフトする時にぶつかったような音がしたり、手を取る時に近すぎてあれ?という顔をしたらもあったが。奥村は男性バリエーションの最後、下手にはける直前で滑ったようでぐらりとしたが、踏みとどまった。 秋山瑛と奥村康祐のグランパドドゥはこの日一番の眼目。2人のシルエットが浮かび上がる幕開きからうっとりする美しさ。ブルーの衣装が清廉な感じで、可憐な秋山とノーブルな奥村のコンビは難しい技もさらりとこなす。アイコンタクトもしっかりしてて、醸し出す幸せ感が素晴らしい。距離感が測りきれなかったのか、ジャンプしてリフトする時にぶつかったような音がしたり、手を取る時に近すぎてあれ?という顔をしたらもあったが。奥村は男性バリエーションの最後、下手にはける直前で滑ったようでぐらりとしたが、踏みとどまった。 「Not Chained」 舞台中央に大きな鎖のオブジェが象徴的。黒くシンプルな衣装の男女12人が鎖のように連なったり、輪になったり。 振付ユニットの初公演ということで、意欲的な試みと思うし、ダンサーのレベルも高かったが、あまり個性が感じられなかったかも。
白やゴールドのクラシックチュチュにビジューのついた衣装というバレエの王道のような出立ちで、動きもクラシックなのだが、テンポがやたら速いのはちょっと違和感。王子や姫はゆったり動かないと、優雅さがなくなってしまう。これで衣装がミリオンのようなシンプルなものだったらしっくりくるのかも。
「Scribble」
おもちゃのようなコミカルな動きが楽しい。曲は何かのピアノソナタ(タイトルが出てこない…)
男性3人に女性1人、長袖の白シャツに黒い細身のパンツというシンプルな衣装。長椅子を使った動きも面白い。
「ダイイングスワン」
単調な音楽、リズムは原始の表現か。類人猿のように背中を丸めて行き来する男女が次第に惹かれあうようになって、なぜかフニクリフニクラで最高潮?に。最後は「瀕死の白鳥」の音楽で、首飾りや腕輪を贈られた女性ダンサーが得意げに踊るも、周りは離れていって最後は1人取り残される。ダンスの誕生から発展、退化していくという物語を込めたそうだが、うーん…。
「frustration」 男性5人の踊り。センターの八幡顕光のみ上半身裸で肌色のパンツ、後の4人は体操選手のような衣装で赤、黄(橙?)、青、紫の4色。
「Pas de deux in b」 秋山瑛と奥村康祐のグランパドドゥはこの日一番の眼目。2人のシルエットが浮かび上がる幕開きからうっとりする美しさ。ブルーの衣装が清廉な感じで、可憐な秋山とノーブルな奥村のコンビは難しい技もさらりとこなす。アイコンタクトもしっかりしてて、醸し出す幸せ感が素晴らしい。距離感が測りきれなかったのか、ジャンプしてリフトする時にぶつかったような音がしたり、手を取る時に近すぎてあれ?という顔をしたらもあったが。奥村は男性バリエーションの最後、下手にはける直前で滑ったようでぐらりとしたが、踏みとどまった。 「Pas de deux in b」 秋山瑛と奥村康祐のグランパドドゥはこの日一番の眼目。2人のシルエットが浮かび上がる幕開きからうっとりする美しさ。ブルーの衣装が清廉な感じで、可憐な秋山とノーブルな奥村のコンビは難しい技もさらりとこなす。アイコンタクトもしっかりしてて、醸し出す幸せ感が素晴らしい。距離感が測りきれなかったのか、ジャンプしてリフトする時にぶつかったような音がしたり、手を取る時に近すぎてあれ?という顔をしたらもあったが。奥村は男性バリエーションの最後、下手にはける直前で滑ったようでぐらりとしたが、踏みとどまった。 秋山瑛と奥村康祐のグランパドドゥはこの日一番の眼目。2人のシルエットが浮かび上がる幕開きからうっとりする美しさ。ブルーの衣装が清廉な感じで、可憐な秋山とノーブルな奥村のコンビは難しい技もさらりとこなす。アイコンタクトもしっかりしてて、醸し出す幸せ感が素晴らしい。距離感が測りきれなかったのか、ジャンプしてリフトする時にぶつかったような音がしたり、手を取る時に近すぎてあれ?という顔をしたらもあったが。奥村は男性バリエーションの最後、下手にはける直前で滑ったようでぐらりとしたが、踏みとどまった。 「Not Chained」 舞台中央に大きな鎖のオブジェが象徴的。黒くシンプルな衣装の男女12人が鎖のように連なったり、輪になったり。 振付ユニットの初公演ということで、意欲的な試みと思うし、ダンサーのレベルも高かったが、あまり個性が感じられなかったかも。
2026年2月7日土曜日
2月7日 サド公爵夫人
登場人物が全て女性のセリフ劇をオールメールで上演。舞台中央に配した丸く大きなが不気味な感じを醸す。サド侯爵夫人ルネ以外の衣装は黒一色で、キャラクターに合わせて、慎ましやかだってり、セクシーだったり。ルネ役の成宮寛貴がただ一人白い衣装で際立ち、清廉さを象徴。女っぽくしすぎることなく、口跡の良さでルネの誠実さや慎ましさを表していた。一方、サンフォン伯爵夫人の東出昌大はショートパンツや上半身をむき出しにしたドレス(スカート?)でセクシーだが、オネエっぽい台詞回しは色気を意識したせいかもしれないが気持ち悪く、三島由紀夫戯曲の流麗なセリフの美しさが感じられなかった。以前も三島戯曲の経験があるはずなのにがっかり。モントルイユ夫人の加藤雅也は男のままに感じるところもあったけど、オールメールで演じるのはその効果を狙ってのことだろうし、それはそれで悪くないと思った。ルネの妹アンヌ役の三浦涼介は小悪魔っぽい魅力があり目を惹いた。シミアーヌ男爵夫人役の大鶴佐助、家政婦役の首藤康之はちょっと役不足では。
ルネが全ての衣装を脱ぎ捨て裸になって去っていくラストは、全てのしがらみから自由になった姿かと思うが、宮本亜門演出のあざとさ?裸のインパクトに頼りすぎているようにも思った。
2026年2月6日金曜日
1月30日 ミュージカル「エリザベート」
博多座公演を後日配信で視聴。
望海風斗のエリザベートは歌のうまさは抜群で、「私が踊るとき」の自信に溢れた歌唱や、精神病院やルドルフの葬儀の感情を露わにした歌は感動的だった。…のだが、演出のせいか今一つ入り込めず。特に、精神病院のシーンをハンガリー国王に就任した絶頂期のあと(少年ルドルフが母を求めるところを挟んだが)に移したのが意図不明。精神病患者に同情する理由がないと思うのだが。(宝塚版では、フランツの浮気が分かって失意のうちだから、感情の流れが自然)全体的にメイクが薄いのか、少女時代に無理があったり、全盛期も今一つ地味だったり。(トートの方が化粧濃くないか?)
山崎育三郎のトートは、歌はうまいのだが、キャラクターとしては似合わなくて、3か所くらい、声に出して笑ってしまった。(寝室のシーンでエリザベートの背後からニュッと出てくるところと、体操室で「待っていた!」と叫ぶところ、ルドルフの墓から這い上がるところ)何というか、粘着質で変態っぽいのだ。最後の、胸をはだけたレースの白シャツの衣装もなんか変で。ああいうのはスラリとした細身でないと似合わないと思う。濃いアイシャドウのせいか、ソバージュヘアのせいか、顔が「翔んで埼玉」の二階堂ふみに似てた。
松也のルキーニは、目線を上目遣いでキョロキョロして、イっちゃってる感じがちょっとうざい。フランツの佐藤隆紀は庶民的というか、善良なおじさんみたいで皇帝の威厳が足りないか。ルドルフの伊藤あさひはナイーブな若者らしさが役にあう。目を見開くと漫画のびっくり目みたいで、追い詰められた感じが出ていた。ゾフィーの香寿たつきは作りすぎず、威厳があってよき。
演出面であれ?と思うところがいくつかあって、失意のエリザベートが各国を放浪する中でギリシャの別荘を訪ねてハイネの詩にかこつけて父親のようになれなかったと嘆く場面は唐突な感じ。その後の「Hass」でハイネの銅像を建てようとしているという件があるけれど、それとの絡みなのか。もしその為に精神病院のシーンを前に移したのだとしたら、良策とは言えないと思う。体操室のシーンでも、フランツの浮気を知ったエリザベートが「命を絶つわ」と自ら言うのもよくない。「どうやって生きていったらいいの?」と言うのに、トートが「死ねばいい」と言い放つのがいいのに。後、「闇が広がる」でトートとルドルフが手を引っ張り合う振付がなくなったのも残念。
2026年1月31日土曜日
1月31日 第52回バレエ芸術劇場
「ラ・シルフィード」
シルフィードの荻野あゆ子は端正な踊りだが、あまり妖精ぽくないなぁと思っていたら、奥村康祐のジェームズが絡むと途端に軽やかでこの世ならざるものに見えた。追いかけたり、手を伸ばしても触れられなかったり、という動きが加わるとこんなに変わるのかとびっくり。奥村ジェームズは、細かな脚使いの多い振付だったが、足先まで神経が行き届いて美しかった。エフィは吉村茜、グルーンは吉田旭。マッジの法村圭緒は猫背になっているものの、身のこなしが男性で??となった。 「卒業舞踏会」 怪我で降板した佐々木大に代わって山本隆之が女学院長でお得な気分。スカートの膨らんだドレス捌きも美しく、年配女性がとてもチャーミング。老将軍の山本庸督との絡みはちょっとセクシーだったり。 即興第1ソロの佐々木夢奈はファニーな雰囲気が役にピッタリ。第2ソロの水本千晶はノーブルな踊り。フェッテ競争の東川実奈美、吉田裕香は後半少し崩れたが、あれだけ回れば仕方ないかも。トリプルを入れたり、手の振りを入れたりしていたのは吉田かな。
シルフィードの荻野あゆ子は端正な踊りだが、あまり妖精ぽくないなぁと思っていたら、奥村康祐のジェームズが絡むと途端に軽やかでこの世ならざるものに見えた。追いかけたり、手を伸ばしても触れられなかったり、という動きが加わるとこんなに変わるのかとびっくり。奥村ジェームズは、細かな脚使いの多い振付だったが、足先まで神経が行き届いて美しかった。エフィは吉村茜、グルーンは吉田旭。マッジの法村圭緒は猫背になっているものの、身のこなしが男性で??となった。 「卒業舞踏会」 怪我で降板した佐々木大に代わって山本隆之が女学院長でお得な気分。スカートの膨らんだドレス捌きも美しく、年配女性がとてもチャーミング。老将軍の山本庸督との絡みはちょっとセクシーだったり。 即興第1ソロの佐々木夢奈はファニーな雰囲気が役にピッタリ。第2ソロの水本千晶はノーブルな踊り。フェッテ競争の東川実奈美、吉田裕香は後半少し崩れたが、あれだけ回れば仕方ないかも。トリプルを入れたり、手の振りを入れたりしていたのは吉田かな。
1月31日 第三回素浄瑠璃の会
「合邦住家の段」を芳穂・錦糸。
メリハリのある語りで、約80分の熱演。三味線がたっぷりと間を持たせて、「おいやい」の息遣いも緊迫感があってよかった。後半の三味線の手が多いところは、少し音が乱れるところもあったかも。
2026年1月29日木曜日
1月29日 第三十三期文楽研修終了発表会 第三十四期文楽研修発表会
「二人三番叟」
研修生の定番なのは、足遣いが活躍するからか。研修生は33期の鶴野森大と34期の遠藤匡。2人とも、足踏みのテンポがよく、鶴野の方が動きがきっぱりしているか。 むしろ三味線の足取りが乱れ気味なのが気になった。シンの錦吾が舞台をチラチラ見ていたのは、人形(足遣い)がついてこられるか確かめていたのか。2番手以下の三味線が走りそうになったが、踏みとどまった。 太夫は小住、碩に県秋雨生の岡本凱、梅江亮介、三味線は錦吾、燕二郎、清方、藤之亮。 「寺入り」は研修生の梅江が清公と。 ハキハキとした発声で、キャラクターがはっきりして聞きやすいと思ったのだが…(後日、錦糸に聞くと、話にならないと。義太夫節の基本が身についていないのだそう) 「熊谷桜」は研修生の岡田が清丈と。 語りにメリハリがなく、長時間聞くのは辛かった。 「丗三間堂棟由来」平太郎住家から木遣り音頭。 床は碩・燕二郎の中、亘・友之助の奥。 人形は研修生の鶴野が進ノ蔵人の主遣い、遠藤がみどり丸の足遣い。 進ノ蔵人は派手な動きはなく、歩いたり座ったりという程度だが、少しぎこちなく見える。一方のみどり丸は舞踊っぽい振りがあるので、足遣いもなかなか難しそう。
研修生の定番なのは、足遣いが活躍するからか。研修生は33期の鶴野森大と34期の遠藤匡。2人とも、足踏みのテンポがよく、鶴野の方が動きがきっぱりしているか。 むしろ三味線の足取りが乱れ気味なのが気になった。シンの錦吾が舞台をチラチラ見ていたのは、人形(足遣い)がついてこられるか確かめていたのか。2番手以下の三味線が走りそうになったが、踏みとどまった。 太夫は小住、碩に県秋雨生の岡本凱、梅江亮介、三味線は錦吾、燕二郎、清方、藤之亮。 「寺入り」は研修生の梅江が清公と。 ハキハキとした発声で、キャラクターがはっきりして聞きやすいと思ったのだが…(後日、錦糸に聞くと、話にならないと。義太夫節の基本が身についていないのだそう) 「熊谷桜」は研修生の岡田が清丈と。 語りにメリハリがなく、長時間聞くのは辛かった。 「丗三間堂棟由来」平太郎住家から木遣り音頭。 床は碩・燕二郎の中、亘・友之助の奥。 人形は研修生の鶴野が進ノ蔵人の主遣い、遠藤がみどり丸の足遣い。 進ノ蔵人は派手な動きはなく、歩いたり座ったりという程度だが、少しぎこちなく見える。一方のみどり丸は舞踊っぽい振りがあるので、足遣いもなかなか難しそう。
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