2026年3月5日木曜日

3月5日 エリザベート TAKARAZUKA 30th スペシャル・ガラコンサート

念願の望海風斗のトートは歌唱力といい、存在感といい、これまでみた最高のトート。深みのある歌声が会場を包み込み、黄泉の帝王としての妖しさや威厳を感じさせる。宝塚版なので、ルドルフとの「闇が広がる」のデュエットで手を繋いで引っ張り合う振り、体操中に倒れたエリザベートに「死ねばいい」と宣うのもよい。惜しむらくは、退団して年月が経ち、キーが高めだったこと。男役の低い声で聴けたらなおよかっった。 エリザベートは夢咲ねね。少女期のかわいらしい感じは悪くないが、やはり歌唱に難ありで、裏声に頼りすぎ。しかも、音程が微妙、、、。せっかくのトートとのデュエットも興が削がれること甚だしい。フランツの北翔海莉は優しく、穏やかな皇帝ぶり。晩年の老いた演技もさすが。青年ルドルフは柚香光。ビジュアルは申し分ないが、歌唱はいまひとつ。死の直前、苦悩を表現するコンテっぽいダンスシーンがたっぷりあったのは、得意のダンスを生かす演出か。ルキーニの宇月颯はやさぐれた感じがよく、歌唱力もあり。狂言回しとしてしっかり物語を率いた。

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