2026年2月28日土曜日
2月28日 清流劇場「曽根崎心中」
曽根崎心中を現代に翻案し、一人芝居で描く。現代の心中は何かと考え、介護疲れや生活苦から死を選ぶことにしたそう。
老老介護の男の日常を描きつつ、ラジオ?で古典の曽根崎心中の語り(現代語訳)を流したり、一人芝居で一場面を演じたりするシーンが挟み込まれる。岸本は九平次は凄みのある声色だったり、徳兵衛の狼狽えた様子、お初の健気さなどを達者に演じ分けるが、一人芝居は落語のようにも見えた。現代パートはほとんどセリフがなく、慎ましい食事や通帳の残高を確認する様子で生活苦を想像させる。「もう迷惑かけられへん」というセリフを繰り返し、心中へ至るのだが、淡々とした様子で、最後に妻の首を締め、自らも包丁で首を切った表情はうっとりしているようにも見えた。ミニマルな舞台で、妻の姿はなく、テーブルに置いた浴衣?で表現するのは、能のようでもある。
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