「お江戸土産」
結城からの行商人、お辻とおゆうを鴈治郎と芝翫。コメディなのだが、鴈治郎の田舎女が滑稽というより痛々しい。人のいい田舎女という設定なのだが、くどくどしく、最後、役者の手を握っただけで13両でもいいと笑うところはもっとカラリとしてくれないと笑えない。芝翫は気のいいおばちゃんという感じ。
役者の栄紫を巳之助。女方だから、整った綺麗どころという設定はなんかムズムズする。栄紫と恋仲のお紺は種之助。遠目もあって最後まで誰かわからんかった。
お紺の養母文字辰を孝太郎。意地悪な年増がよく似合う。
「鳶奴」
松緑らしい舞踊だが、花道のくだりが長く、3階席からだとよく見えない。カツオを鳶に攫われて、追いかけるだけといえばそれだけなので、ちょっと退屈。
「弥栄芝居賑」
中村屋兄弟が猿若座の座本夫婦、芝翫と福助が猿若町の名主夫婦、男伊達に歌昇、萬太郎、橋之助、虎之助、歌之助、女伊達に新悟、種之助、男寅、莟玉、玉太郎、京の呉服商に仁左衛門、孝太郎と格別豪華な配役が、今月休演の鶴松のために集められたのかと思うとつくづくがっかり。
仁左衛門が「私の目の黒いうちに19代目勘三郎の襲名を」とエール。観客も一緒に手締めで賑々しく。
「積恋雪関扉」
勘九郎の関兵衛、七之助の小町姫・墨染、⑧菊五郎の宗忠と、この上ない好配役なのに、途中で意識が途切れた…。後半のぶっかえってからはテンポもよく、集中して観られた。
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