2026年2月7日土曜日

2月7日 サド公爵夫人

登場人物が全て女性のセリフ劇をオールメールで上演。舞台中央に配した丸く大きなが不気味な感じを醸す。サド侯爵夫人ルネ以外の衣装は黒一色で、キャラクターに合わせて、慎ましやかだってり、セクシーだったり。ルネ役の成宮寛貴がただ一人白い衣装で際立ち、清廉さを象徴。女っぽくしすぎることなく、口跡の良さでルネの誠実さや慎ましさを表していた。一方、サンフォン伯爵夫人の東出昌大はショートパンツや上半身をむき出しにしたドレス(スカート?)でセクシーだが、オネエっぽい台詞回しは色気を意識したせいかもしれないが気持ち悪く、三島由紀夫戯曲の流麗なセリフの美しさが感じられなかった。以前も三島戯曲の経験があるはずなのにがっかり。モントルイユ夫人の加藤雅也は男のままに感じるところもあったけど、オールメールで演じるのはその効果を狙ってのことだろうし、それはそれで悪くないと思った。ルネの妹アンヌ役の三浦涼介は小悪魔っぽい魅力があり目を惹いた。シミアーヌ男爵夫人役の大鶴佐助、家政婦役の首藤康之はちょっと役不足では。 ルネが全ての衣装を脱ぎ捨て裸になって去っていくラストは、全てのしがらみから自由になった姿かと思うが、宮本亜門演出のあざとさ?裸のインパクトに頼りすぎているようにも思った。

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