2019年12月10日火曜日

1209 ミュージカル「ファントム」

クリスティーナは愛希れいか。歌が鍵となる役だが、高音域の発声が宝塚時代より格段に安定していて、聞き入った。登場シーンでは、地声と裏声の切り替えが雑に感じられるところもあったが、レッスンを受けて成長した歌唱との違いを演じ分けていたのだとしたら大したものだ。
エリックの城田優は役の造形に共感できなかった。幼稚というか、適応障害のようで、癇癪を起こすところなど図体の大きい子供が駄々をこねているよう。エリックは世間から隔離されて純粋であっても、歌の指導ができるくらいにはものを知っていて、知性的なはず。クリスティーナへのレッスンでは、片や「バババ~♩」、片や「マママ~♩」と謳っていて、どちらが正解なのか。

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