2019年12月14日土曜日

1213 燐光群「憲法くん」

1946年5月3日生まれの憲法(かずのり)くんが、リストラされそうになり、存在意義を確かめていく。同性婚や寡婦控除、死刑制度や自衛隊の海外派遣、沖縄の米軍基地、武器輸出といった時事問題を、憲法問題と絡めてショートドラマで次々と見せる。難民の拘留など、憲法問題?というものもあったが、概ね理解できる主張で、ライトに面白く描いたので楽しめた。
史上最悪の総理大臣とか、政権交代して桜を見る会が本来の姿に戻って存続したりと、現政権への批判たっぷり。
理念は最高水準だが、国民の腑に落ちていないので十分に活用されていないというのはまさにその通りで、基本的人権の尊重がうたわれているのに、まだまだ男女差別は根強いし、ちっとも男女平等じゃない。今の憲法は現実にそぐわないとしても、理想に現実を近づける努力をすべきなのだというメッセージを明確に訴えた。

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