前作から10年後、三一運動の日の日本人商家を描く。10年前よりどことなく不穏な空気なのは、戦争の影が近づいているからか。内地から出戻ってきた妹や何をするでなく日々を過ごす書生ら、棘のある言葉が行き交う。差別意識も色濃く、併合された朝鮮への無邪気な悪意とでも言おうか。朝鮮は望んで日本になったのだから、民族自決は関係ないと信じて疑わない様子に朝鮮人使用人の不満が鬱積する。気弱な相撲取りや怪しげな興行師の役割がよく分からなかった。
「ソウル市民」と続けて見たので、同一の役を演じる人がいる一方、全く違う役の人がいて戸惑った。
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