10回目の記念公演で、ゲストに藤間勘十郎。客席には芸舞妓やOSKの高世真央、楊琳らがいて華やか。
「汐汲」
菊之丞のたおやかな舞姿。指先まできれい。
「御茶の水」
七五三の師匠、逸平の新発意、童司のいちゃ。逸平と童司のカップル?がかわいい。
「煎物」
勘十郎の主人公に菊之丞の太郎冠者。先斗町や上七軒、宮川町、祇園町の流行りを次々と踊る趣向が楽しい。並んで踊ると、勘十郎は押しが強く、菊之丞はしっとり。セリフのうまさは菊之丞か。逸平の煎じ物売が加わり、賑やかさが増す。
「鏡の松」
能舞台で松の番をしている不思議な老人に逸平。舞に来た男(菊之丞()が素性を問うと、舞台の神様であることが分かって…という筋立て。浦島太郎か水戸黄門か、はたまたサンタクロースかと、パロディを盛り込んで笑わせる。能舞台ではありえない、客席降りもあったりして。神様かと思ったら違ったというオチがありそうでと思っていたので、そのまま終わってしまってちょっと拍子抜けだった。
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