2018年11月10日土曜日

11月8日 劇団新派「犬神家の一族」

新派の女優陣(女形含む)の力量が充分に発揮された舞台。松子の波野久理子を筆頭に、竹子の瀬戸摩純、梅子の河合雪之丞が濃厚な芝居で重苦しい世界観を形成。瀬戸がどすの利いたセリフで渡り合っていたのに驚いた。宮川香琴の水谷八重子は浮世離れした様子がそれらしい。一方、男優は今一つで喜多村緑郎の金田一はおたおたと走り回っているばかりで、あまり活躍していないような。佐清と静馬の二役の浜中文一が健闘。

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