2018年11月16日金曜日
11月15日 宝塚雪組「ファントム」
歌うまコンビの念願の作品とあって、存分に歌唱力が生かされた。特に、真彩希帆のクリスティーヌの圧倒的な歌声。彼女なくしては成立しない芝居だろう。オペラ座のプリマに抜擢されるのも納得だ。ファントムの望海風斗は1幕はそれほどでもなかったが、2幕の冒頭のソロは聴かせた。そして2人のハーモニーは特別感がある。彩風咲奈の前支配人のキャリエールは髭が良く似合い、落ち着いた風情。ファントムの実の父という設定で、父息子の愛が描かれるのだが、そのせいかファントムが少年らしく、威厳が足りないような。フィリップ伯爵と新支配人ショレは役替わりで、この日は彩凪翔のフィリップ。クリスティーヌとの関係の描かれ方が少々薄く、ファントムとの対決に緊迫感が少ないような。ショレの朝美絢は似合わない老け役だったが、コミカルに演じることで成立させていた。そして、やはり好きではないのだが、カルロッタの舞咲りんがはまり役。オーバーで嫌みな演技がこの役には合っている。
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