2019年6月29日土曜日

6月20日 七月大歌舞伎 昼の部

「二人三番叟」
東蔵の翁、松江の千歳、幸四郎と松也の三番叟。
翁は面をかけないので、千歳の持ってきた箱が意味不明。
三番叟は騒々しい。所作板の不具合か、バンバンとうるさく、鳴り物もやかましい。現代舞踊のような派手派手しい振り付け…と思ったら、藤間勘十郎だった。2人とも寝起きのような無表情というか、目に生気がない感じで、しかもガチャガチャと動くので、うんざりした。

「女車引」
魁春の千代、雀右衛門の春、児太郎の八重。義理の姉妹というよりは、三世代のような…。児太郎の舞がたおやかで美しかった。

「石切梶原」
吉右衛門は花道の出では首が前傾し、座った姿は右に傾いていた。役作りか歳のせいか?
進之介!?と思ったら種之介だった。歌昇の赤っ面が別人のようだった。

「封印切」
仁左衛門の忠兵衛に愛之助の八右衛門。松島屋による松島屋型と期待したのだが、愛之助が力足らず。仁左衛門の忠兵衛に位負けしてた。仁左衛門の八右衛門で観たかった。というか、逆の配役でもいいのでは。仁左衛門も八右衛門の方が好きらしいし。
秀太郎のおえんは出るだけで上方の風情が漂う。声が通らず、息がしんどそうだったのが気がかり。


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