2019年6月3日月曜日

0602 ピッコロ劇団「銭げば!」

空晴の岡部尚子脚本・演出。岡部らしい笑いのテイストがちりばめられ、いつものピッコロと違うおかしみ。 ミュージカル風の歌と踊りからスタート。全般に歌も踊りもクオリティが高いが、主役のアルパゴン役の孫高広の踊りがぎこちなく(多分役作りではななさそう)いい味出してる。
野外劇場のように柱と階段に囲まれた円形の舞台、出番でない役者は衣装を脱いで怪談から舞台を見下ろす。アルパゴン、エリーズ(木之下由香)、マリア―ヌ(金田萌果)のほかは、2~3人が1役で、それぞれの役者が複数の役を演じる。衣装を着けることで役柄を表現するのだが、思っていた以上に混乱なくすんなり受け入れられる。
子供たちの結婚を許し、虎の子の金貨を取り戻しての大団円だが、岡部演出のアルパゴンは嬉しさより戸惑っているように見えた。

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