2019年6月15日土曜日

6月10日 社会人のための文楽鑑賞教室B

解説はアナウンサーで、極めてオーソドックス。上手くまとまっているのだが、もう少し遊びがほしい気もする。希・友之助、玉翔、玉誉で裏門の段の一部を実演。おかるのセリフを、老女、武者で語り分けたり、駆けてくる三味線を姫、武者で弾き分けたり。

「菅原伝授手習鑑」
寺入りは亘・清丈。言葉が明瞭で聞きやすいが、高音が掠れる。
寺子屋の前は呂勢・富助。珍しい組み合わせ。富助の三味線は的確で、音に隙やブレがない感じ。呂勢も出だしからよく、語りの明瞭さ、人物の語り分けがくっきりして、床を見ないでも聞いていられる。正しい寺子屋を聞いた。
後は芳穂・勝平。松王の大きさがあり、聞き応えあり。
人形はオクリのところで子供たちがふざけ合う。少しはいいけど、やり過ぎると物語を阻害すると思う。

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