2019年6月15日土曜日

0608 大阪観世会

「羽衣」
彩色之伝の小書付き。天女は長山礼三郎。袖を振りかぶって頭の上に掛けるのが上手くいかないようで、ただ手を挙げているような形になっていた。
ワキは福王和幸。

「千鳥」
善竹隆平の太郎冠者、弥五郎の酒屋、上西良介の主人。隆平はともかく、あとの2人は良く言えば朴訥。少し間が悪い感じがした。太郎冠者と酒屋のやり取りがあまり笑えなかった。

「正尊」
起請文、翔入之小書。
観世清和の正尊、福王茂十郎の弁慶。
全員が直面で、前場はセリフのやり取りが多く、芝居らしい。静役の子方、長山芽生がぷくぷくで五月人形のよう。舞もなんだかほのぼの見えた。
後場は弁慶と義経以下ワキツレ4人に、正尊率いる姉和と立衆9人という大人数での立ち回り。迫力があってワクワクした。

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