2018年1月2日火曜日
12月26日 十二月大歌舞伎 第二部
「らくだ」
愛之助のやたけたの熊五郎と中車の久六は2度目。中車のうまいのは相変わらずだが、愛之助のセリフのテンポが良くなっていた。畳みかけるような話しぶりが強面らしい。らくだの亀蔵が反則の面白さで、熊五郎が大家宅で無理難題を吹っ掛けるところで、戸外でやりたい放題。観客の視線を奪っていた。
「蘭平物狂」
この芝居は、終盤の、名題下たちの大立ち回りを観るものなのだと認識。刃物を見ると乱心するという蘭平(松緑)のキャラクター設定がよくわからないし、在原行平(愛之助)や大江音人(坂東亀蔵)ら、出てくる人が皆欺いているややこしさ。左近が蘭平の息子、繁蔵役で活躍。このための舞台だったのかなあ感が強い。花道を使ったり、舞台を埋め尽くすほどの大人数での立ち回りがこれでもか、とばかりに繰り広げられ、食傷するほどだった。
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