2019年3月12日火曜日

3月2日 文楽京都公演 Bプロ

解説は小住。ジーマークの弄りもあっさり

「義経千本桜 道行初音旅」
芳穂、靖、碩に清馗、寛太郎、錦吾、燕二郎という、若手会のような顔ぶれ。シンの力不足かガチャガチャした印象。二枚目の音がクリアに聞こえた。
人形は文昇の静に清五郎の忠信。清五郎の狐がぎこちなく、忠信になってからも間を持て余しているよう。鼓に擦り寄るところが、静の耳元に顔を寄せているようで、ドキリとした。

「新版歌祭文 野崎村の段」
中を碩・富助。異例の組み合わせだが、のびのびした語りは好印象。たまに声が大きすぎるのと、クセが強いところがちょっと気になった。
前は小住・勝平。勝平の三味線はおおらか。小住はおみつやお染など、女性の語りに難あり。
後の靖・錦糸はこの布陣の中では抜群の安定感。ツレの寛太郎は間合いが取りにくそうだった。

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