ダントンの死を翻案。赤い椅子を積み重ねて壁を表現し、後方には青い門、白い床でトリコロールの舞台装置。白シャツにデニム 男優はジーパン、女優はデニムスカートという衣装はトリコロールの色ということと、民衆らしさの表現か。
ダントン役の田村K-1は滑舌がやや悪いのが難点。カリスマ性のある知的な政治家というより、肉体労働の兄ちゃんみたい。陰のロベスピエールに対して陽のダントンという明るさは体現していた。
ロベスピエールは高口真吾。比較のせいか、セリフの上手さが際立ち、弁の立つ政治家らしい。
民衆が蜂起する場面などで合唱が用いられたのがよかった。コーラスに厚みがあり、ミュージカルの一場面のような説得力があった。レミゼの民衆の歌を思った。
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