2019年3月2日土曜日

0301 サファリP「悪童日記」

女性キャストを加えて再構成。題材は同じだが、脚本から初演時とはだいぶ違っている。初演時よりセリフに重きがおかれた印象で、ダンス要素も増していた。初演ほどの衝撃度はなかったが、これはこれで一つの在り方。
6つのローテーブルのような装置を移動させて家や路などを表現するシンプルな舞台美術、役柄がくるくる入れ替わり、言葉より体で語らせる演出は初演を踏襲。赤、青、紫のTシャツを着せて色彩を加えたところは、モノトーンだった初演時とは違う印象だが、色彩が過剰にも感じた。
ストーリーの明確さでは初演時のほうが伝わったが、余白が多いというか、観客にゆだねる部分が多く、想像力を刺激された。

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