2019年3月22日金曜日

0320 狂言風オペラ「フィガロの結婚」

昨年上演の好評をうけての再演を大槻能楽堂で観た。 正直、昨年の初見のほうが面白かったのは、能楽堂の舞台が一因か。後座のあたりに衝立替わりの白い布を張って視界が遮られ、義太夫の床は笛柱の前あたり、管楽八重奏は橋掛かりにズラリと並ぶ。狭い空間に押し込められているようで、窮屈に見えた。冒頭、山本善之が黒子の格好で拍子木を打ちながら登場するのだが、音色が安定しなくて、音響のいい能楽堂ではちょっとうるさかった。
再演でこなれてきたせいか、蘭丸(山本)が吉本興業の「こんにちは」のギャグをやって、お花(茂山茂)に「そのクオリティーでようやった」と突っ込まれたり、三味線の友之助と役者の絡みが増えていたり。

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