2019年4月26日金曜日

0425 宝塚宙組「オーシャンズ11」

ラスベガスの華やかさが宝塚によく似合う。前半の仲間を集めるところが急ぎぎみでバタバタして見えたが、長身のスーツ姿の男たちが集うのは宝塚の醍醐味。
真風涼帆のダニーはスーツ姿の格好良さもさることながら、テスへの一途な愛を訴えるシーンにキュンときた。クールでニヒルな役が似合うかと思いきや、誠実さにこそこの人の魅力があるのかも。「エリザベート」のフランツもよかったし。歌声が深みのある低音で音程が安定しているのも好ましい。たぶん、天性的に歌が上手いというよりは、歌いこんでものにした感じ。踊りで手を伸ばす時に肘を曲げがちなのが惜しい。縮こまって見えて、せっかくの長い手足がもったいない。
テス役の星風まどかは娘役トップの貫禄が出てきたというか、大人の女の魅力があった。白い肌がきれい。ソール・ブルーム役の寿つかさやクィーン・ダイアナ 役の純矢ちとせらベテラン勢がキャラクターの立った演技でスパイスを効かせる。フランク・カットン役の澄輝さやとら一部が黒塗りだったのに違和感。原作映画で黒人が演じたキャラなのだろうか?黒人である必然性がないし、何より映らない。
開幕後すぐに105期生のお披露目のあいさつ。相変わらず頭のてっぺんから出すような声がいただけない。ラインダンスはフィナーレで。振り付けが洗練されていて悪くなかった。

0 件のコメント: