2019年4月14日日曜日

0413 第81回 喜多流涌泉能

喜多流は初めてだと思うが、詞章が効きやすかったのは流派の特徴か、大江能楽堂の狭さゆえか。学生(能でサークル)や外国人の姿が目立ったのと、とてもカジュアルな客が多かった。(着物の人もいたけれど)
「実盛」は高林呻二のシテ、江崎鉄次朗のワキ。間狂言で網谷正美が出ていたが、年齢を感じてしまった。
「附子」は七五三の太郎冠者、宗彦の次郎冠者、網谷の主人。狂言ビギナーが多いのか、やたらに受けていた。網谷の表情から砂糖を食われ、秘蔵の品を壊された主人のもの悲しさがひしひしと伝わる可笑しさ。
「雷電」は高林昌司のシテ、福王知登のワキ。菅丞相の怒りに迫力がある。

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