2019年4月7日日曜日

0405 雪まろげ

高畑淳子の夢子は本人も言っていた通り、全身全霊で嘘をつく感じ。孤児で周りの人達の目を伺いたいながら生きてきたので、調子を合わせて嘘つくことが習い性になっているという必死さが伝わる。お座敷で酔客に絡まれる同僚芸者を助けたり、とにかく揉め事が起こると場を収めるために上手いことを言う夢子が痛々しいほど。
意外だったのは、ライバル芸者銀子の榊原郁恵。東北弁がチャーミングだし、金にがめつい強かな女を好演。
柴田理恵、青木さやか、しずちゃんといった面々がいい味出しているが、ちょっと笑いに走りすぎな気も。湖月わたるは赤いドレスがセクシーで、明るくサバサバとしたキャラクターがあっている。着物姿は腰高すぎ。
的場浩司はちょっと気弱すぎで、夢子がなぜ惹かれるのかわからない。詩をたしなむ繊細さを表現したかったのか?

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