2019年4月12日金曜日

0411 OSK日本歌劇団「REVUE JAPAN!」

朔矢しゅうを中心に、登堂結斗、唯城ありす、蘭ちさと、有絢まこ、涼乃あゆ、知颯かなでが出演。
花柳基の作・演出で日本舞踊をベースにしたショー。若衆と娘の総踊りに始まり、客席を巻き込んでの舞体験は「さくらさくら」に振り付け。外国人も楽しんでいたようで、最後は舞台に上げて舞を披露。涼乃あゆが達者な英語で、日本語がわからない人も置いてけぼりにしない心遣いを見せる。
再びショーに戻って、まずは土蜘蛛モチーフの踊り。遊女に誘われた若武者が酒に酔わされ、蜘蛛の化身の花魁と立ち回りを見せる。若武者役の登堂結斗が長身で颯爽とした格好良さ。花魁の唯城ありすは立ち姿が美しく、妖艶さを漂わせる芝居気もある。
最後は、朔矢しゅうが隈取をした獅子の扮装で。本格的な毛振りもなかなかのもので、見応え充分だった。
日本舞踊の基本に則った作品だったので、素養のある人はまあ楽しめると思うが、まっさらな状態で見る人や外国人にはどこまで伝わるのか。舞台装置はほとんどなく、時折後方のスクリーンに背景が映し出される程度。打ち込みっぽい音楽も安っぽくて残念だった。

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