2019年4月14日日曜日

0412 KEREN 日本総狂宴ステージ

何と評していいものやら。呆然、唖然の75分間だった。
目まぐるしく場面が変わって、怒涛のように刺激が与えられるのだが、稚拙で荒っぽく、まるで感動がない。
着物姿で現れた女性ダンサー(足元はヒール)が着物を脱ぎ捨て、ミニスカートで踊りだす。かと思えば、女性ソロ(伊東愛)が和服姿で春夏秋冬のCGをバックに歌うのだが、慌ただしくて情緒がなく、しかもマイクが見当たらない。もしかして口パク?歌舞伎風メイク(というより京劇っぽい)の禿頭の男(後で調べたところ、室田晃という吉本所属の俳優)が現れ、海女のような衣装の女たちが踊り、和太鼓が叩かれ、太鼓のばちをもって踊り…。
暗闇の中、靴底が光ってタップのリズムが流れるが、生音ではないよね?
道頓堀らしき街中を阪神タイガース風の袴男(金久寛章)とドラゴンボールの悟空のような少年?が追いかけっこ。やがて草木の茂った神社?に移り、提灯が燃え、女の幽霊が現れる。飛ぶ火の玉はスライムのよう。大蝦蟇に乗って隈取男が現れ、ゾンビや骸骨、幽霊やお化けが踊る。唐突に隈取男が葛籠抜けの宙乗り。
浪人風の男が竹林で立ち回り。大勢の子分を引き連れたヤクザの親分と対決。浪人は敵を次々と倒し、モニターに表示された数字が一人二人と減っていくが、最後ボスとの一騎打ちで銃で撃たれてジエンド。
灰色スーツのサラリーマン。出勤の支度をして、満員電車に揺られ、トイレへ。後方から水芸のような扮装の女が現れるが、扇をかざすもそこから水は出ず、座っている欄干から水が噴き出す。
剣を持った紺色の道着の男たちとタキシードのタップダンサーが入り乱れ、托鉢僧がタップダンス用の金具を仕込んだ足袋で踊る中へタキシードと白ドレスの男女3組のペアダンス。
紅白の獅子は連獅子らしい振り付けで毛振りもあるのだが、思わず失笑。
サングラスにスーツの男たちと、AKB風の制服女たちが対決。隈取がラップ。AKBのリーダーを相撲取りが追いかける。相撲取りは3人になり、四羽の白鳥の曲で踊る。
くノ一と僧、忍者が漫画風のCGを交えて戦う。悟空が指で障子で影絵。障子に女のシルエット、飾り窓のように遊女たちが踊る。
再び大蝦蟇と隈取、忍者の集団とくノ一集団が対決。ライトセーバーのような刀、かめはめ波?燃え落ちる大仏堂。隈取は蝦蟇に食われる。白いドレスの女が宙乗り。ミニスカの女たちとサラリーマン、最後パチンコ玉が落ちてきてラスト。

メモを書き起こしてみたけれど、何のことやらさっぱり分からん。いろいろコスプレして踊ってみたという感じで、高校か大学のダンス部の発表会のよう。1人やけに踊れるダンサー(チェイス・マックスウェル)が回転技など披露していたのが、取ってつけたよう。女性のメインキャスト伊東愛はなかなか芸達者だが元SDN48だそうな。終演後、「面白かったー」という声が聞こえたので振り向いたら、キャストの札を着けて女の子たち。今日出演しないキャストが客席から見ていたらしい。

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