2019年4月23日火曜日

4月16日 OSK日本歌劇団「春のおどり」

「春爛漫桐生祝祭」
山村友五郎演出の和物レビュー。チョンパで「春のおどりは〜」と始まる総踊り。真ん中に立つ新トップの桐生は、背の高さ、すらりとした立ち姿が舞台に映える。歌は低音が安定していて聴きやすい。新トップより、二番手の楊琳のほうが緊張して見える。
場面変わって、客席から貧乏な父娘。緋波亜紀は特別専科らしく客いじりも上手いが、何で?その後、花街で遊ぶ若旦那が父娘から取ったノミ?を太鼓持ちや遊女に撒いて、痒がりながら踊るのだか、高度すぎるというか、この遊び必要か?太鼓持ちの男役は痒がりながらの踊りが達者だったが。
かと思えば、桐生が天神さんになって楊と対決など、トップらしからぬ、でも桐生に似合う役回りも。祭の場面でふざけたりするのが、余裕があってトップの器を感じた。

「STORM of APPLAUSE」
スピード感があって見応えあり。ゴールドの衣装もゴージャスで、華やか。
全身黒の衣装で、男役5人から群舞に展開するのがコンテっぽい振り付けで格好良かった。音楽はビバルディの「冬」からベートーベンの「運命」?途中のゴスペル風のところは、ちょっと「明日へのエナジー」を思い出したが、負けずと良かった。ダンスが得意な楊をはじめ、下級生にも見せ場を作っていたのが、いい構成。
ラスト、羽根を背負わないのも、私としては高評価。

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