2018年10月23日火曜日

1019 アマヤドリ「豚に真珠の首飾り」

友人の結婚式に集まった女たち4人の会話劇。普段のおしゃべりを再現したような台詞は指示語が多かったり、主語が曖昧だったりで、内容が明確でないので、ちょっとイラつく。説明的になりすぎるとリアルではなくなってしまうのだろうが、観客には不親切な気がする。後半、重度の障害をもって生まれた新婦の子どもの延命措置を巡って言い争いになるのだが、現在進行形でなく、過去の発言に対してあんなに怒るのは違和感がある。うーん、正義感の強い女子はああなるの?少しでも長く生きることが人類の幸せでそのためにはどんなコストでも払うべきという人命至上主義者?反論する側も、障害児を育てる困難から新婦の人生が犠牲になると思ったとかいうのだが、実際障害児を育てている新婦かどうなのかとか、子どもが成長していく過程でどう変わったかなどの説明があまりない。「結局、踊ることしかできない」というのが私の意見に近いかなあ。所詮、当事者にしか決められないことだし。

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