2018年3月28日水曜日

0326 MONO「隣の芝生も。」

雑居ビルのとなりに入居した、元ヤクザの探偵事務所と大学の同級生で営むスタンプ屋。中央の大きな回り舞台の左右に小型の回り舞台を配して、小劇場でもスムーズに場面転換してテンポがいい。若者チームのスタンプ屋の場面でちょっとだれるところもあったが、テンポのいいセリフに笑いが絶えなかった。社会批判などでなく、エンターテインメントに徹したと言っていたが、人生哲学が垣間見えるような。 奥村康彦演じるボス(元組長)がチャーミング。足を洗うきっかけになった香港の組織から命を狙われていると知ってからのビビりぶりとスタイリッシュないでたちのギャップ、「モッチモチ」(ガムのこと)「ビビばる」(驚く)といった創作言葉(実は故郷の狭いエリアで話されいた方言)がキュートだ。若者チームではトラブルメーカーの信乃助役の大村わたるのお調子者ぶりが面白かった。

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