2018年3月1日木曜日

0301 若手素浄瑠璃の会

「菅原伝授手習鑑 車曳の段」は碩・清允。 若々しく、力みなぎる語りに好感。デビュー1年たっていないとは思えない、堂々とした語りっぷり。一番合っていたのは梅王丸。松王や時平は低音が十分でなく、敵役らしさがたりないか。時平の大笑いはたっぷり過ぎるほどで、いつもの3倍くらいの長さに感じた。途中2回拍手が入ってしまい、間が抜けた感も。 清允の三味線はミスタッチも何度かあったが、きっぱりとしていい。 「一谷嫩軍記 組討の段」は靖・錦吾。 2人とも真面目過ぎるのか、心に訴えてくるものが薄かったような。大落としとか、クドキとか、盛り上げる場面がないという難しさもあるのだろう。

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