2018年3月4日日曜日

0303 第二回瑠璃の会

「菅原伝授手習鑑 寺入りの段」は呂太夫の義太夫教室の生徒だという豊竹呂秀、豊竹呂響、住輔の弟子の豊澤住静が初舞台。 太夫は掛け合いで、呂秀は千代や菅秀才など綺麗どころ?。落ち着いた声がよくあっていたが、今一つ劇場全体に響くほどの声量が足りない。声量不足は呂響も同じで、涎くりのようなコミカルな役はよくあっていたが、戸波はちょっと世話過ぎたか。住静は緊張感した様子で、慎重な撥さばき。何度かミスタッチは見られたが、つつがなく乗り切った。 「恋女房染分手綱 重の井子別れの段」は土佐恵・駒清。 初舞台と比べるのは失礼だが、プロの演奏にホッとする。三吉が金をもらう筋がないと断る場面が一番ぐっときた。 「丗三間堂棟由来 木遣り音頭の段」は住蝶・住輔。 住蝶の声がよく、お柳の嘆き、木遣り音頭を聞かせる。住輔の三味線は前半は悪くなかったのだが、後半(特に木遣り音頭のところ)ツボが甘いのか、音程が外れているようで、気が散ってしまった。

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