2018年3月17日土曜日

0313 プルートゥ PLUTO

シディ・ラルビ・シェルカウイの演出・振付で、ダンスと芝居が融合したよう。浦沢直樹の漫画を舞台に投影したり、漫画との融合も随所に見られ、新しい表現を観た気分だ。 アトム役に森山未來、ウランに土屋太鳳と踊れる役者をそろえ、ダンスシーンのレベルは高い。天馬博士の柄本明、アブラーの吹越満ら、個性の強い俳優の存在感が舞台を引き締める。実はアトムより活躍しているゲジヒトは大東駿介。時々、小栗旬みたいに見えた。森山のアトムは少年というには大人すぎるのだが、清々しい正義感を感じた。飛ぶシーンではアンサンブルのダンサーらがリフトするのが、のんびりしていて舞台とあっていないように思った。土屋ははつらつとしたウランがはまっている一方、ゲジヒトの妻ヘレナではしっとりとした大人の女の風情。

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