管楽八重奏と、能、狂言、文楽が競演。フィガロ、スザンナ、ケルビーノ、バルバリーナを狂言師、伯爵を文楽、伯爵夫人を能楽師がそれぞれ演じる。驚いたのは狂言師の表現力。フィガロやケルビーノは太郎冠者のようで、クラシックの演奏を従えてもセリフが立っている。伯爵(在原平平)の人形を遣う勘十郎が表現豊か。呂太夫の語りは節付けが単調な気もしたが、声はよく通っていた。三味線の友之助はクラシック経験者らしいく、三味線でモーツアルトの旋律を奏でるが、義太夫三味線は音程が不安定だったかも。能楽師の伯爵夫人は気品があって役をよく表していた。
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