2017年11月13日月曜日
1108 劇団空晴「遠くの花火」
劇団結成10年の記念公演。10年ぶりの花火大会の日に、亡くなった親戚の十年祭に集まる人々。久しぶりにあう親戚は顔もよく分からず、早合点や勘違いで誤解が誤解を生んで笑わせる、いつもの空晴らしい展開。隣家は長男が1ヶ月前に亡くなったばかり。10年経って家族の死が日常になってきた人々と、気持ちの折り合いがつけられずにいる人々の対比を描きつつ、時間による癒しを提示する。「明日になったらいい薬あげる」それしかないけど、たまに効かないときがある。死者との距離感はそれぞれ。ある人にはもうでも、別の誰かにはまだ。そういう違いを受け入れることが多分生きていくということなのだ。学ラン姿の古谷ちさがよく似合い、少年役でもいけそう。
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