2017年11月2日木曜日

10月29日 片山幽雪三回忌追善能 京都公演

片山九郎右衛門の「檜垣」の披きが眼目。後見に観世清和、地謡に観世銕之丞、梅若玄祥ら、相狂言に野村萬斎と豪華な顔ぶれ。幽雪が生前に注文しておいたという水桶は水色と白で描かれた波が鮮やか。 「察化」は茂山千作、七五三、逸平。千作の太郎冠者が大らかでほのぼのと楽しい。千作になってからのびのびとしているように感じる。 舞囃子「山姥」の梅若玄祥はなぜだか目が引き付けられる。体幹がしっかりしているせいか、動きが美しいのだ。 「恋重荷」は時間切れで前半だけで失礼した。重い荷物に悪戦苦闘する老人があわれ。

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