「新・親バカ子バカ」
藤山寛美の出世作を孫の扇治郎が演じる。アホ坊は今の時代には無理があるので、戦隊ヒーローオタクに置き換えたのが工夫。オタクというより、子どものまま大きくなってしまったような人物造形だったが。扇治郎はとぼけた様子や号泣する顔などが写真の寛美にそっくりだが、たどたどしさが抜けず、つきぬけた面白さはない。渋谷天外の子煩悩な社長も情が薄く感じる。
「帰って来た男」
主人公の曾我廼家八十吉も悪くはないが、曾我廼家文童や高田次郎が出てくると安定感があるなあ。とたんに面白い。結局大国一家のシマを売ってしまったのは誰だかわからずじまいなのだが…。
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