2017年11月19日日曜日
1119 咲くや女義太夫の会~能楽堂に響く女義太夫節~
今年いっぱいで閉館される大阪能楽会館での素浄瑠璃の会。
竹本雛子・豊澤雛文で「絵本太閤記 尼崎の段」
雛子の語りは終始三味線との音程が微妙にずれ、キーが合ってない感じ。義太夫節は三味線に合わせすぎてはいけないそうだが、これがスタンダードなのだろうか。雛文は当人も言っていたように腕力がないせいで、叩きつけるような力強さに欠ける。先日、錦糸の演奏を聞いたばかりなので、やはり差を感じてしまう。
「銘木先代萩 政岡忠義の段」は住蝶・住輔。位の違う3人の女の語り分けが眼目だが、女性の声は違和感がない。住蝶の声がいいことに今日初めて気づいたし、大落としでは泣かされた。住輔の三味線はスカ撥が見られたのと、大落としのところでツボに甘さが感じられたのが惜しかった。
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