2018年2月28日水曜日

2月25日 KAAT竹本駒之助公演「義経千本桜 鮓屋の段」

江戸期の台本での上演ということで、現行文楽の弥左衛門が元役人で三千両を奪われたのではなく、盗賊で三千両を奪ったという過去が因縁になる。弥左衛門の心情は大きく違うのだが、正直、そこまでの深い変化は分からなかった。

駒之助の語りは、権太の造形が際立った。ホント手のつけられない悪そうな様子が声の調子、話し振りでよく伝わる。出だしで、津賀寿の三味線と息が合ってないようなところがあったせいか、心揺さぶられるほどの感動には至らなかった。

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