2018年2月28日水曜日

0210 アンチゴーヌ

理想と現実、感情と理性の対立を描くのだが、蒼井優のアンチゴーヌより、生瀬勝久のクリオンのほうに共感してしてしまった。自らの純粋さ、献身ぶりに浸り、本当はクリオンも理想に殉じたいのだろうとせせら笑うのが鼻についたというか。死ぬのはある意味簡単で、生きて最大多数の最大幸福を求めるのは困難だ。アンチゴーヌのワガママで皆が不幸になるのがやりきれない。
蒼井のアンチゴーヌは期待通りの熱演。生瀬は声の良さに驚いた。深みのある声で、語る言葉に説得力がある。

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