2017年8月30日水曜日

0825 宝塚雪組「琥珀色の雨に濡れて」

望海風斗のトップお披露目は見応え、聞き応え十分。1920年代のフランスが舞台の、互いに惹かれあいながら実らぬ大人の恋。大きなドラマはないのだが、心理描写がしっかりしていて楽しめた。1984年初演なので、昭和歌謡?という音楽の古さだが、圧倒的な歌唱力で聞かせてしまう。ダンスも上手い、というか、ちゃんと稽古をしている踊り。体幹がしっかりしてるのと、リズムの取り方がいいのだろう。悪い意味での宝塚らしさをあまり感じなかった。望海は歌よし、踊りよし、顔もよしで、決めるところはキザにキメる。王道のトップという風情だ。こういうトップばかりだと、観ててストレスがないのだが。 相手役の真彩希帆も歌が上手くて、今後に期待がもてる。 ショーは「ドラマティックS」。早霧せいなの退団公演の作品だが、ちゃんと自分のものにしていた。タイトルはドラマティックFでもいいのでは?

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