2017年8月17日木曜日

0811 アーティスティック バレエ・ガラ

世界で活躍するバレエダンサーを集めての贅沢な公演。冒頭、出演者紹介のように次々に舞台に上がり一節踊って見せたり、それぞれのプログラムの始めにスクリーンで演目と演者が紹介されるのは初心者には親切だ。 一番の収穫は平野亮一の踊り。「ライモンダ」のはじめはぎこちなさもあったけど、だんだんのびのびしてきて、「マノン」は色気もあって素晴らしかった。背が高く、ガタイがしっかりしているのでリフトに包容力があり安定しているのもポイント高い。相手役の西野麻衣子はキツイ感じがしてあまり好みではないが。映画を見ても思ったが、何かに怒っているみたいに終始挑戦的というか、攻撃的というか…。踊りが硬く感じてしまう。 ウィーン国立劇場のプリンシパル、木本全優・橋本清香ペアはぴったり息の合い方が並外れてる。同じ振りで踊るところのシンクロ具合が凄いのだ。 ポーランド国立バレエの海老原由佳・ダ―ウィッド・チェンチェミエックのペアはレディオヘッドの曲のコンテが面白かったし、ドンキも悪くなかった。が、チェンチェミエック、衣装のせいか肩幅が狭く頭でっかちに見えてしまった。 プレルジョカージュ・バレエ団はコンテが主体なのかな。津川友利江とジョンシャール・ジュスニの踊りはシンプル。日本舞踊との共演は今一つ。アバンギャルドっぽいメークと衣装でなく、古典的な日舞とのコラボのほうが面白いと思うのだが。

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