2017年8月2日水曜日
0801 宝塚月組「All for One~ダルタニアンと太陽王~」
「三銃士」のパロディみたいな楽しい芝居。キャラが立っていて面白く、一番の功労者はルイ14世役の愛希れいかだろう。元男役だけあって、王としての威厳を現しながら、娘に戻ったときのかわいらしさ。生き生きとしてチャーミングな役はこれまであまり見なかったが、妖艶な悪女よりもこの人のキャラには合っていると思った。ダルタニアンは純粋な人物像が魅力的だが、やや存在感が薄かったかも。ラストのデュエットダンスはたっぷり時間があったのにリフトがなかったのも不満だ。きらびやかなセットや衣装が目に楽しく、小ネタをまぶして遊んでいるのも面白い。後半、ダルタニアンらの潜伏先にベルナルドが踏み込んでおきながらそのまま引き下がってしまうなど話の運びに無理があったり、ご都合主義だったのが残念だが、総じて面白く見た。これまで見た宝塚のオリジナル作品では一番かも。
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