「葛の葉」
時蔵の葛の葉姫。子どもへの愛情に溢れ、子役も可愛らしく、哀れさが増す。歌を書き残すことろは、上の句を右手で、子どもの手を引いて左手で鏡文字、最後は口に咥えて。実際に墨で書いているようだった。道行の花道で狐の面をつけていたのは萬屋の型か?保名は萬太郎。身長といい、年齢差といい、バランスの悪い組み合わせ。
「芝居前」
鴈治郎、孝太郎ら上方の中堅が江戸からの客人、時蔵や芝翫らを迎える趣向。梅枝や隼人ら若手が一指し踊った後、仁左衛門、秀太郎が現れて口上。40年前には竹三郎が47歳だったとか。
「上州土産百両首」
菊之助の牙次郎は好演していたが、顔立ちが綺麗すぎる。正太郎の芝翫とのやり取りが妙にいちゃいちゃしていて、男の友情でなく、同性愛に見えた。
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