2019年7月24日水曜日

7月20日 マシュー・ボーン「白鳥の湖~スワン・レイク~ 」

ウィル・ポジアーのスワンは動物的。アティチュードが甘かったり、片足でのターンがぐらついたりとテクニック面で不足はあったが、ジャンプは高く躍動感があった。何より、2幕の王子とのパドドゥが幸福。ストレンジャーでは動物ぶりが発揮され、女王の手に口付けるところなど、食べちゃいそうな勢い。
王子のジェームズ・ラヴェルは表情豊か。2幕の幸せから転落していく様がつらい。
王女のカトリーナ・リンドンはちょっと威厳が足りないか。
新演出で、オープニングで幕に飛翔するスワンのシルエットが投影され、スワンクバーのラストで看板のスワンが飛び立って王子を湖に誘う。スワンクバーのマスターのシーンは振り付けも変わり、簡素化された印象。パンフレットによると、王子とガールフレンド、執事の行動をよりわかりやすくする狙いだとか。湖のシーンでは、白鳥たちに応じが担ぎ上げられる場面などが加わった。

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