2018年7月20日金曜日

0719 シス・カンパニー公演「お蘭、登場」

日本文学シアターvol.5ということで、江戸川乱歩をモチーフにしているそうで、人間椅子や怪しげなナイトクラブなど、乱歩風の要素がちりばめられる。様々な人物に成りすまして殺人現場に現れる、神出鬼没のお蘭に小泉今日子。お蘭を追う探偵の堤真一と刑事の高橋克実のやり取りはときにアドリブを交えて軽快だ。お蘭は冤罪で死んだ三つ子の兄弟の復讐のために動いているようだが、強いメッセージ性があるわけではない。キョンキョンの七変化や歌を楽しむ、肩ひじ張らないエンターテインメントだ。90分弱という時間設定はありがたし。

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