2018年7月16日月曜日

0715 フィリップ・ドゥクフレ/カンパニーDCA「新作短編集(2017)」

「デュオ」 男女二人による、ダンスだけでなく、ボイスパーカッションや楽器演奏などを交えたパフォーマンス。簡単そうに見せているけど、高い身体能力あってこそ。 「穴」 二人で踊るソロという説明がユニーク。穴から這い出した男性の上半身と女性の脚が、時に1人の人間のように、あるいは未知の生物のように動く。温泉につかっているようなシーンが印象的。 「ヴィヴァルディ」 ヴィヴァルディの楽曲に合わせての踊りはクラシックな動きだが、ポップなカラーのニットタイツという衣装がモダンな雰囲気を醸し出している。 「進化」 ほかの作品でも映像は使われていたが、特に映像との連携が多い作品。生身で踊るダンサーと映像のダンサーが重なりあう。宙づりの「R」は空中浮遊をしているよう。 「日本への旅」 空港での搭乗風景から、日本に降り立っての異文化体験をコミカルかつシニカルに表演。場面転換時に短歌らしきものが挟まれ、着物風のガウンや和傘、扇子を使ってフランス人が見た「日本」が表現される。ツインテールの女性が歌い踊るのはアニメの影響か。

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