2018年7月6日金曜日

0705 ミュージカル「モーツアルト!」

山崎育三郎のウォルフガングは歌もうまいし、容姿もいいのだが、一味足りない。たぶん、天才らしい、傲岸不遜な様子が足りないのだと思う。権威的な父や大司教との対決の物語ではあるのだが、ウォルフガングが普通の人に見えてしまった。 コンスタンツェの生田絵梨花は歌は上手いが、悪妻の毒気が全くなく、可愛いいい子。役にまったく合っていない。 レオポルト役の市村正親、コロレド大司教の山口祐一郎の貫禄、男爵夫人の香寿たつきの歌唱力は聞きごたえがあった。 クンツェ&リーヴァイの作品らしく、「エリザベート」を思わせる音も。

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